「あとから収納家具を増やして空間をムダにしたくない」という思いのS様。適材適所に造り付けの「分散収納」を設けることで、「しまう」だけでなく効率的に「つかう」ことを考えられた、使い勝手のいい収納計画を実現しました。
外壁に凹凸をつけて陰影をつくることで立体感を感じさせるデザイン。 サイディングはホワイトXネイビーのツートーンとし、アクセントの横格子はサッシと同じステンカラーで統一することで、 シンプルモダンな外観に仕上げました。
生活の中心となるリビングは、最も定位置の決まらないモノがあふれる場所です。 S様は、日常的によく使うおもちゃなどはフロートタイプのTVボードに、 掃除用具などは階段横に設けたクローゼットに、とモノの定位置を決めてそれぞれ隠す収納にすることで、 必要なモノを取り出しやすく、片付けやすい収納にしました。東側の2つの横滑り出し窓は、 採光や換気としてだけでなく、ニッチとしても活用しています。
モノが溜まりやすいキッチンは雑然としがちですが、二の字型とすることで調理器具類を加熱機器側、 食器類をシンク側のキャビネットに分散収納することで整理整頓がスムーズに。 ダイニングからは整然としたクオーツカウンターがよく映えます。
3階の寝室と子供部屋にはロフトを設置し、来客用の布団や季節ものなど、使用頻度の低いものを収納しています。 上部空間を収納スペースとして活用したため居室のクローゼットは最小限に抑えられ、その分居室を広く確保することが できます。
洗面所と脱衣所を切り離して洗面台を廊下に配置することで、脱衣所に収納スペースをたっぷりと確保したプラン。 W600のトールキャビネットには入浴の際のタオルや着替えを収納し、 洗濯機上には日用品を取り出しやすいハンガーパイプ付のランドリー収納を設置しました。 共用部にある洗面化粧台は自分のタイミングで使用出来るのもメリットです。
1階の廊下に設けた小型タイプのセカンド洗面。帰宅後、扉などに触らずに手洗いが出来るため、衛生的です。
キッチンパネルはマグネットの付くホーローパネル。キッチン用品を吊るして収納することができます。 油汚れに強く、お掃除が簡単なのもメリットです。