4人家族のM様が建てたのは、無垢の木の風合いを生かし、たくさんのこだわりを詰め込んだ3階建て。まるで木に包まれたようなあたたかみがありながらも、実用性のある収納計画が自慢です。
ホワイトベースの外壁に合わせたブラウンの縦格子が外観をモダンに演出。家族が憩うバルコニーに、格子の間から光と風を届けます。玄関ポーチに備えたアンティーク調の照明はセンサー式。夜の帰宅時も家族を優しく出迎えます。インターホン横のネームプレートは奥様が調達したこだわりのアイテムです。
玄関スペースを広く確保するために、シューズクローゼットは思い切って階段下へ。入れる物に合わせて調整できるよう可動棚を設置し、デッドスペースを有効活用しています。
フローリングは、大胆な木目を楽しめ、LDKを広く感じさせる幅広タイプを採用。シンプルな白い壁が木目の豊かな表情を引き立てています。リビングの一角は、ご主人のレコードコレクションを置くために床補強を施しました。インテリアのアクセントカラーは黒で統一し、空間に深みをもたせています。
奥様が一目惚れした無垢の木を使ったシステムキッチンは、二の字型に配置しました。ダイニング側に置いたフルフラットカウンターは、調理スペースとしてはもちろん、キッチンアイテムの収納庫としても、お子様が食事や宿題をするためのテーブルとしても活用。リビングになじんだ、家具のような使い方を楽しんでいます。
広めに設計したバルコニーには、ウッドデッキを敷いて家族がくつろげるガーデン空間に。ウッドデッキには大き目の植木鉢、格子の内側には小さなプランターを並べて、ハーブや観葉植物を育てています。将来的にグリーンカーテンを作ることができるよう、軒天井にはフックを付けました。
広々としたパウダールームには、無垢の木を使ったオープンタイプの洗面化粧台をチョイス。ウォルナットの素材感とチェッポグレー柄のタイル調床の組み合わせが、デザインホテルのような雰囲気を演出しています。一角にロールカーテンで隠せる家事&収納空間を設けることで、オープンな洗面スペースをミニマムに保てています。
家族全員の衣服収納として、約4帖分 のファミリークローゼットを計画。その分各個室にはクローゼットを設けず、凹凸の少ないスッキリとした部屋形状に纏めています。洗濯物を取り込んだら1ヵ所にまとめて収納できるので、家事の時短も実現しました。
白×木×黒でまとめられたハイセンスなインテリアが魅力。インテリア好きの奥様のセンスとこだわりが細部にまで散りばめられています。